欠陥マンション・チェックポイント

欠陥を見抜くポイント その1

●用途地域で未来を予想●

土地にはそれぞれ、その利用法を定める用途地域と呼ばれるものがあります。この用途地域からは、将来の土地環境を予想することができます。用途地域は大きく分けると、住居系地域、商業系地域、工業系地域の3つに分けることができます。たとえば住居系の用途地域のなかでも、さらに高い建物が建てられる地域や、店舗やカラオケボックスが建てられる地域、と細かく分けられます。こうして、用途地域は全部で12種類に分けられています。どの用途地域が良くて、どの地域が悪い、ということではありません。用途地域を考える際には、自分がどのような環境に住みたいか、などの自分の目的と照らし合わせてみなければなりません。静かな環境でのんびり暮らしていきたいと思う人と、とにかく便利な街に住みたいと思う人とでは、選ぶ用途地域も変わってくるでしょう。各用途地域の特徴をよく理解したうえで、自分のライフスタイルや理想としている生活に合っているかどうかを考えて選ぶようにしましょう。

●モデルルームからライフスタイルを探れ●

同じような価格帯だったり、広さがほぼ変わらなかったりする物件でも、部屋の間取りなどはマンションによって大きく違います。この間取りには、マンションのコンセプトが表れているのです。もちろん、同一マンション内でも部屋の広さや間取りがすべて同じだというわけではありません。そのなかでも、ひとつのマンションのなかで一番多い形態が、そのマンションの基本のコンセプトといえます。例えばその物件で3LDKが一番多いならば、そのマンションはファミリー向けのマンションだといえます。1DKや1Kであれば、おそらく独身の人が中心でしょう。独り暮らしの人と子供のいる家庭では、生活時間などを含めた生活のスタイルがまるで違います。求めている生活環境や公共施設なども、やはり変わってきます。小さな子供がいる家庭では、文教施設が近くにあるほうが便利かもしれません。逆をいえば、そういった生活環境があるからこそ、そこにファミリー向きのマンションを建設していることもあるでしょう。しかし、一人で静かに暮らしていくには、文教施設があっては騒音が多すぎる、という欠点もあります。
このように、生活のスタイルが全く異なるにも関わらず、独り暮らし向きの部屋と家族向きの部屋が混在しているようなマンションは、コンセプトそのものがしっかりしていないということになります。実際に、最近ではこの基本的なコンセプトがきちんと設定されていないマンションが増えています。快適な新生活をおくるためには、用途地域を選ぶときと同じように、自分のライフスタイルに合った間取りだけで構成されているマンションを選ぶのがよいでしょう。

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