欠陥マンションの基礎知識

マンションの嘘を広告から見抜く

●広告から判断できるのは?●

マンションの購入を検討し始めたとき、まず一番目につきやすいのが雑誌や折り込み広告です。実際に足を運ぶ際も、まずは広告を見て目星をつけてから、という人も多いのではないでしょうか。広告を見るときにも、すべてを素直に信じるのではなく、少し疑いの目を向けて見るだけでわかってくることも少なからずあります。広告の要素のなかで注意して目を通したい部分をいくつかあげてみます。

●徒歩○○分の現実●

そのマンションが、駅やバス停からどのくらい時間がかかるのか。この点は、チラシでも大きく書かれている大切な要素です。なるべくなら駅から近いほうがいい、という方もたくさんいます。では、この「徒歩○○分」というのは実際に何を基準に決められているのでしょう。
これは、駅からマンションまでの直線距離を、80メートルを1分として算出されたものです。基準となっているのはあくまでも直線距離。入り組んだ道だったり、回り道をしなければならなかったりする場合には、とても表記の時間通りにいかれなくなってしまいます。

●用途地域からわかること●

他にも、チラシのなかには小さく「用途地域」という言葉が書かれています。用途地域というのは、その土地の利用法を定めたものです。これを見れば、のちのち周りにどのような建物が建設される可能性があるのかを知ることができます。たとえば商業地域は、商業の利便性を目的としています。銀行やデパートが建つことで便利になるかもしれませんが、人によってはもっと静かな場所に住みたいと思うこともあるかもしれません。ほかにも工業地域、準工業地域など細かくわけられています。今現在のマンションを取り巻く環境だけでなく、将来どういう環境になっていくのかという可能性も視野に入れて考えると良いでしょう。

●予算で決めてはいけない●

マンションを購入するのは、誰にとっても決して安い買い物ではありません。だからこそ、購入するマンションの価格というのは、最も動かしがたい条件のひとつに入ります。まず、予算内のマンションのチラシを選り分ける、というところから始める人がほとんどです。ところが実際には、そこに書かれている価格だけが全てではありません。物件によってはオプションとして費用がかかったり、自分の生活に合うようにセキュリティーなどを改善したりするとしたら、それにも費用がかかります。物件の価値というのは、現在の状態では判断しきれないこともでてきます。長年問題なく安心して暮らせてこそ、価値が見合ってくるのではないでしょうか。できる限り低価格の物件を探すというよりは、自分の選んだ物件が自分の予算に見合っているか。これが重要なポイントです。

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