マンション購入に必要なお金
ローン以外にも諸費用がかかる
●不動産取得、登記にかかる費用●
マンションを購入するために住宅ローンを組むわけですが、借りたお金の全額を住宅資金にあててしてしまうと、手続きが開始してから生じる諸費用を支払えなくなってしまいます。マンション価格以外にかかる費用の代表的なものを列記すると、
1、売買契約書にかかる印紙税(1000万円〜5000万円以下の物件で15000円)
2、不動産取得税(評価額によって異なる)
3、不動産業者に支払う仲介手数料(購入価格が400万円を超えると3%+消費税)
4、所有権の保存登記
5、所有権の移転登記
6、建物表示登記料
7、所有権保存登記料
8、所有権移転登記料
9、抵当権設定登記料
4〜9の登記手続きを司法書士などに依頼した場合は、その登記手数料もかかります。司法書士報酬料は、各登記にかかる登記報酬額+謄本代+日当+交通費です。こうした諸費用はマンション購入価格によって金額が変わるため、あらかじめ「どのような費用」が「どれくらい必要」になるのかを確認しておくべきでしょう。
●住宅ローン契約にかかる費用●
住宅ローンを契約する際にも、さまざまな諸経費がかかります。
1、住宅ローン事務手数料(金融機関によって異なる。目安は3万円〜5万円程度)
2、ローン保証料(債務保証を保証会社に委託する場合)
3、団体信用生命保険特約料
4、火災保険料(公的、民間を問わず強制加入)
5、地震保険料(任意)
2のローン保証料ですが、国民金融公庫では2006年度、金利に上乗せされる形で廃止されています。民間の金融機関でも保証料無料の住宅ローンはありますが、各社商品によって詳細が異なるため、その点は調べたほうがいいでしょう。
3の団体信用生命保険特約料というのは、返済中に借り主が死亡した場合、残債務を保険金によって支払うシステム。残された遺族のもとにマイホームが残るように備えるものです。
●そのほかの諸費用と保険料●
不動産取得、登記、住宅ローン契約にかかる費用のほかにも、新築マンションの場合には将来の大規模な修繕に備えて10万円〜30万円程度の修繕積み立て基金が徴収されます。
忘れてしまいがちなのが、引っ越し費用、家具やインテリア(カーテンやジュータンなど)、家電製品(照明器具やエアコン)の購入費用、ゴミの処理代、電話移転費用など。新しいマンションで生活をスタートさせるわけですから、古いものは捨て新しいものが欲しくなるのが人情というものでしょう。
住宅購入の諸費用は、このように多岐にわたり、その金額も決して少額ではありません。一般的にはマンション購入価格の10%程度を目安として、諸費用を準備するとよいといわれていますが、ライフスタイルによっても変わってきますので、事前によく計算してみてください。